他の療法との比較

療法 施術者 範囲 方法 目的
柔道整復 柔道整復師 運動器の外力および自己運動による損傷障害部位に対する処置。 整復・固定・後療法を行う。 損傷傷害部位の回復。
鍼・灸 鍼灸師 病気の治療、症状の緩和。 皮膚外より鍼を刺入する、直接・間接的に温熱を加える。 病気や慢性痛の回復。
あんま・指圧・マッサージ あんま・指圧・マッサージ師 病気の治療、症状の緩和、慰安。 皮膚外より直接・間接的に筋肉に押圧を加える。 病気や慢性痛の回復、リラクゼーション。
整体 整体師 病気の治療、症状の緩和。 主に脊柱の関節の矯正を行う。 病気や慢性痛の回復。

柔道整復

よく整体と同じに見られますが、整骨院・接骨院で行う柔道整復は全く異なるものです。 柔道整復師は、 骨折脱臼捻挫、打撲 などの外傷性の運動器疾患を主に取り扱っています。 そして柔道整復師が施術を行う整骨院・接骨院は、急性の骨折・脱臼・捻挫といった怪我であれば、 保険医療機関と同じように保険を適用することが出来て、 整復法固定後療法 という柔道整復師の治療を受けることが出来ます。

鍼灸

鍼灸は東洋医学に含まれ、東洋医学とは五行学説を中心概念として人体や病気を捉える考え方をします。 東洋医学によると、陰陽のバランスを保つことが健康の維持に繋がるとされています。 また五行は体の臓器と相関しており、診断においては非常に重要であるとされています。 五行の過不足を改善することが治療の目標となっています。

気は経脈・絡脈という経路を介して体をめぐるエネルギーとされています。 経脈は気の流れる太い幹線で、絡脈は経脈から分かれた支線をさしています。 両者をあわせて経絡と呼び、気の流れである経絡の上にツボがあります。

病気は気の不均衡によって生ずるとされ、鍼灸はいずれも気のバランスを整えるための手段として用いられます。 鍼は体に散在するツボに鍼を刺入する治療法です。 灸は、病気に関与している経絡に近い皮膚の上、あるいは気が不足していると考えられる部位の上で温熱を加える治療法です。

あんま・指圧・マッサージ

あんまは日本古来の療法、指圧は東洋医学の考え方を取り入れツボに対して母指圧を加える療法、 マッサージは、現在良く知られているのはスウェーデン式マッサージで、独自の手技によって筋肉や軟部組織に働きかける療法です。

あんま・指圧・マッサージにはリラクゼーションを得る効果、筋肉の緊張をとり血液循環を改善するといった生理学的効果などがあるとされています。 筋肉をリラックスさせストレスを緩和することで、頭痛や腰痛といった痛み、不眠症などの症状に効果があるようです。 この他、中国やタイなどのアジア各地に由来する独自のマッサージがあります。

整体

整体は骨格や筋肉を操作する手技によって、体の異常を治すことが出来るという考えに基づいた治療法です。 カイロプラクティックのように脊柱を操作することを主に行うものと、 東洋医学的に経絡を主に考えるものとに大別できるようです。

前者は自己治癒力を発揮する中心となるのは、中枢神経系であり、 そのため、脊柱にずれや変位があると障害が生じるという考えを元にしています。 後者は体にゆがみがあると、気の流れに問題が生じて自然治癒力を阻害するという考え方をしています。 いずれも手技によってゆがみを矯正し神経生理機能を回復して、病気や症状の改善を図るという治療法です。

近年では、治療効果よりも慰安的なリラクゼーションを目的とした整体も多く存在しています。

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